ふくべの炭斗(太字) と 織部の弾き(太字)の香合。 |
名残りの頃の鉄風炉の掻き上げ灰 |
如心斎好 稲塚切花入と吹上白菊 |
南蛮 平水指 立浪蒔絵割蓋 |
信楽 大水指 |
7月7日 七夕 |
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汲み出し 寄付(よりつき)で湯を頂きます。 |
折敷(おしき) 表千家では杉の両細箸(はし)は折敷の右側の縁(ふち) にかけ、はし先を折敷の上に落とします。 |
縁高(ふちだか) 主菓子を盛る正式な菓子器です。 |
朱網目食篭(じきろう) 主菓子の菓子器 (炉用) です。表千家では、主菓子を蓋(ふた)のある食篭にも盛りつけます。黒文字は六寸が決まりです。 |
2月3日 節分 「季節を分ける」ことも意味し、江戸時代以降は特に立春の前日を指す場合が多いです。 豆まき「鬼は外、福は内」は無病息災を願い、霊力が宿るという豆を鬼(邪気)にぶつけて厄を払い、福を招き入れる行事。 お多福の面と豆まきの枡(玄関の飾り付け) |
2月4日 立春(二十四節気の一つ) 春の始まりを意味します。 実際にはまだ真冬で寒さも厳しい時ですが、次第に紅白梅が満開になっていきます。
「立春大吉」は魔除け、厄除けを意味します。 |
2月9日 初午(はつうま) 2月の最初の午の日、稲荷神社の祭の日。きつねは稲荷神のお使いと言われ、きつねの好物の油揚げをお供えします。 祭り釜を懸け、楽しいお茶会を催したりします。 馬上盃 表千家八代啐啄斎好みの赤楽茶碗 鈴の香合 お稲荷さんに吊るされている鈴で、ねじり棒をふって鳴らします。
干菓子に「ねじり棒」を添えたりします。 |
一年で、最も楽しい茶事です。新春にふさわしい装いに、衣を整えて、和気あいあいと、集います。美味しい本懐石に、御酒、酒盗、お預け徳利、石杯もついて、新年を皆さんで、祝います。 先生が濃茶を練る間は、静寂の中に、心引き締まる時が流れ、薄茶点前になりますと、ほっと一息ついて、なごやかな雰囲気となります。 最後の福引のときには、一段と楽しい時が流れ、お開きとなります。初心者の方も、先輩方に優しくお作法を教わり、こうして、次第に慣れていきます。 |
今年最後のお稽古として、「流し点て」を、腰黒 (やかん) を使って行います。夜咄の前茶や、年の暮れの突然の来客に、水屋道具で、「お寒い中、よくお出で下さいました。」と、薄茶を一服、さっとお出しするお点前です。 「先本年無事目出度千秋楽」「無事」などの軸が掛けられ、帰り際には、「今年もお世話になりました。来年も宜しくお願い致します。良いお年をお迎え下さい。」と、挨拶します。 |
立冬を迎え、「お茶のお正月」とも言われる「口切」の茶事を行います。 |
敷き松葉 |
表千家 中興の祖と言われる七代 如心斎に、皆さんでお花を手向けます。 |
お月見のススキの蒔絵のうちわ形の干菓子盆 |
お盆点てとも申しますが十三代家元即中斎宗匠が「略点前」としました。 |
流祖 千利休にお茶をお供えします。(供茶) 精進料理に、主菓子は、菜種きんとんをお供えします。 |
濃茶を頂いているところ |
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懐石料理を頂いているところ |
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夜咄の準備 日が暮れますと、石灯篭や足元行灯に和ろうそくを灯し、露地の足元を少しでも明るくします。 |
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赤々と炭火が炉中で燃える様子 下火を入れて、茶室を温めておき、席入りの前に、前茶のために火を入れ直します。小間では、炉縁は木地(沢栗など、いろいろあります)となります。 |